にこにこ会
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・立ち上げにまつわる物語
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vol.2
古株一同:あるわけないでしょ(爆笑)! 新人:今って恵まれてるんですよね。 中村さん:だから、連絡を取るのがすごく大変だったよね。 高崎さん:でも、だからこそ、こんな初期ですでに連絡網(初代メンバーの電話番号など)が出来てる。 一同:なるほどー(納得)。 新人:10年ぐらい前ですよね? 水澤:はじめは、なかよし会に入れなかった人のための会みたいな感じで、空きがあれば、なかよし会に入りたいと思っている人が多かったと聞いたことがあるのですが。 鎌上:そういう方は逆に少なかったと思います。 中村さん:そうそう、この時のどろんこ組は今のどろんこ組(4歳児組)の一学年下の年齢だったよね。私が保育者を引き受けたのが10月からで、その時担当したのが、どろんこ組の子達5人だったの…。で、そのうちの2人は翌年なかよし会の4歳児組に2人、 あとの3人は幼稚園の年少さんに入園することが決まっていた。だから、幼稚園前とか、なかよし会入会前の前段階としてのにこにこ会……という印象があった のかもね。 水澤:にこにこ会として次年度の募集はしたんですか? 中村さん: 年度最後の会議の時に、卒会を控えた方たちから「(外部に)何か働きかけないの? にこにこ会がこれで終わってしまう危機感を感じるんだけど」と、会の存 続を心配する声が出ていた。次年度のスタートが3・4人(?)で、「せっかく来てくださった中村さんにも申し訳ない。」とも…。
高崎さん:近所の人に相談して紹介してもらったの。 中村さん:私、高崎さんと面識はあったの。生協の展示即売会で…。知人の近所に住んでいる若いママとしてね。 新人:高崎さんは、なんで保育者が欲しいと思ったんですか? 高崎さん:流れとして保育者がいたほうがいいという感じになったんだったかな? 妊婦になっちゃって、自分が引率につけなくなっちゃって。私の事情だよ。息子(第2子)が入る代になって、黒川さん呼んだり。やっぱり私の事情だ。それしかない。私利私欲!(笑) 新人:いろいろな話し合いがあり、それで中村さんに「どうですか?」と言う打診があったんでしょうか? 鎌上: 保育者についての話し合いは、特になかったんですよ。でも当時、会の運営や子ども達への接し方などについて、話し合いをする事が多かったんです。その流れ で(特に誰かが言ったわけではないけれど)やはり保育者がいた方が…、という雰囲気になったのかなと。そのあたりを酌んで高崎さんが動いて下さり、中村さ んを探してきてくれたのでは。 中村さん:「にこにこ会の保育者をしていただけますか?」と電話がかかってきてね。家族からは「そんな責任のある仕事は無理じゃない?」と、反対されたけど、むげに断れなくて、とりあえず「見学してからお返事をすることにします。」と言い見学しに行くことにしたの。で、実際に行ってみたら、『土の子育て』(自主保育グループ『なかよし会』の出版した本)をバイブルに持ち「こういう時はどうしたらいいのでしょうか」 「こう書いてあるんですけれど…」と、いろんな質問をしてくる若いお母さん達に会って。その姿を見たら、本当に感動して……。 水澤:保育のことに関して「これでいい んだよ」と言ってくれる人が欲しいと、当時のメンバーがよく言ってた。当時、私はなかよし会にいて、悩めるにこにこ会の友人たちとよく話してたんだけど、 中村さんが保育者になってくださった時「大丈夫だよ!って言ってくれる人が出来たよ!」と、彼女たちがすごく喜んでいたのを覚えてる。良かったなぁと思った。 |
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