にこにこ会







・活動レポート

1999年のレポートより抜粋

10月29日(金) 快晴 **公園にて
** 公園にて2回めの活動。子ども達も少し慣れて来たせいか、とっとこ歩いていく。コースは前回と同じ。小川で遊び、移動して砂山で遊ぶ。食後に絵本を2 冊。…それにしても、自主保育への道は長そうだ。10人いても個性がばらばら。歩くスピードも物事への興味もまったく違うから、少人数の母だけでまとめる には親も子も少しずつ成長していかなければ…。雨や雪の日にどのように運営していくかも課題。
※今回の提案…親子でお弁当箱を分けること。少しずつ子どもに自分の荷物を持たせる練習をすること。(臨時会費500円徴収)>ヤマ

11月5日(金) はれ **公園にて
  駐車場でなかよし会の方たちに会い、キラさん母子が**公園の山を案内してくれることになった。キラさんへの子ども達への対応が勉強になった。決して甘や かさず、近寄りすぎず、しかしながらいつも全体の子どもに目が行き届いている。キラさんは根気よく子どもが自分の力で解決するのを見守っていらっしゃって 感動した。キラさんと比べて不甲斐ない自分に「こんなことで自主保育なんてできるんだろうか」と不安がいっぱいになってしまった。赤ちゃん組と別行動で、 大きい子達は山登りもした。
※来週から毎週金曜2名ずつ、なかよし会へ見学。>タカ

11月9日(火) はれ **公園にて
  今回の目的地は、前回と同じく山道を登った梅林のところまで。その後は急な斜面にひるみ、時間もなくなり断念。先頭と最後の距離がかなりあいてしまうこと が気になった。ひとりひとりのペースに合わせるとそうなるので仕方ないが、今回のように目的地が遠い場合はどうすればいいか。抱っこするのも考え物だ し…。>ササ


■なかよし会見学レポート・1
** 保育園の裏山にある××山に登る事になった。雨上がりで足を滑らせ、子ども達は泣き出す。なかよし会の子も泣き出した子がいた。相川さんは優しい言葉はか けるが一切手を貸さない。「このツルをつかまると上りやすいわよ」「笹の間からタヌキさんがのぞいているわよ」など、無言になることなく子ども達に言葉を 掛け続ける。子ども達も「ここ危ないよ」とお互い声を掛け合いながら言ってるのにとても感心した。
 お弁当の前に、子ども達が座るとすぐに本の読 み聞かせ。そして秋にちなんだ手遊び歌。終わると集めておいたお弁当をお弁当係の子が配る。そして自分で袋から取り出しフタをあけて食べ始める。お弁当が 残ると保育者が声をかけ、残ったお弁当のトレード。すぐにお弁当箱は空っぽになった。30分経つか経たないかで出発準備。一連の動きがとても手馴れてい て、本当に親のいないところで成長しているんだと思った。
 昼の30分以外はずっと移動しっぱなしでしたが、疲れたというよりはすがすがしい気持ちでいっぱいでした。>ウガ

■なかよし会見学レポート・2
  ハードなコースに私自身が不安になる。「お客様ではいけない。子ども達にとって大人は誰でも頼るべき存在だろう」とくじけそうな心を奮い立たせて、及ばず ながら引率になれるようにがんばった。しかし、うまく子どもを励ますこともできない。途中ぐずったりする子に手こずったが、そういう時は大人があれ
これ言うよりは子どもにまかせたほうがうまくいくことも多かった。改めて子どもの力に驚く。
  道を進んでいくにつれ、「大人は口出ししなくて大丈夫。子どもにまかせよう」と楽な気持ちになってきた。が、相川さんに獅子石の上で遊ぶ子どもを見るよう に言われ、その気持ちが吹っ飛んだ。もう心臓が飛び出しそうなくらいヒヤヒヤの連続で、勘弁してほしいというのが正直な気持ちだった。その緊張の中で「自主保育というのは、1人の大人がたくさんの子どもの命を預かることなんだ。この子達の命は私にかかっているんだ」とひしひしと感じた。
 自主保育といっても始めてしまえばけっこうどうにかなってしまうのでは、と安易に考えてしまうけれども、やはり最終的に子どもの命に対して責任を持つのは私たち大人だということを再認識しなければならないと思った。>タカ

■なかよし会見学レポート・3
 
相川さんが「今日は小さい子がいるからね」と皆に言って下さった。カシが泣き出し、私に抱っこを求める。
「雰囲気が違うから、今日は抱っこでもなんでもいいよ」と相川さんに声をかけられた。山道に来ると不思議と泣きやみ、どんどん山道を歩いていった。
 ガケの所で相川さんがリュックを下ろすと子ども達もおろし、ガケのぼりが始まった。出来ない子は下で見ている。怖かったのかひとり男の子が泣き出し、反対方向へ走り出した。なかよし会の子とはいえ、特別な子達じゃないんだと実感。
 山の上に来ると畑があり、すぐ横へそれる。相川さんが「本当ならここで一休みすれば太陽が気持ちいいのだけれど、私有地の畑で間違って踏み荒らすと大変だから止まらないのです」と言っていた。
※相川さんからのアドバイス:アルミのお弁当箱、お弁当袋、なるべく持ち手の細いフォーク>ヤマ

11月26日(金) 晴れのち曇り **公園にて
  初めての試みとして、山越グループ5名(子ども8名)、お池コース4名(妊婦さん含む)の2手に別れ芝生広場で落ち合うことに。山越えグループはなかなか 進まず…それぞれの子のケアを考えると母親5名は決して多くなく、時間をかけて慣らし、大人を減らしていくことが今のところ妥当に思えた。
 子ども達の間に少しずつ連帯感が生まれてるように見受けられたけど、慣れた頃が怖く、危ない場面がいくつかあったので、つくづく安全管理には常に全身神経の固まりになっている必要があると思い知らされた。他にもケンカの制し方やタイミングなど考えることも多かったけど、何だか皆、わが子のように思えて、かわい くなってきませんか?>ヒラ

■なかよし会見学レポート・4
  泣いている子、靴が脱げた子、どの子にも相川さんは「ほっといてね」と私たちに声をかける。にこにこ会の子と同じ2歳なのに…、やはり親が手や口を出しすぎていると実感。相川さんは注意するとき「ダメ」とは言わず、「棒を振る子はいっしょに歩かないよ」「道をあけてくれてるのね」などと言ってるのが印象的だった。
 なかよし会の子は薄着。暑くなったら脱ぐので、肌着は着ず、一番下は半そでのTシャツがいいとの事。自分で脱ぎ着できるようにシンプルな服がいい。
 けがをしないよう見守るのは必要だが、ある程度突き放した接し方ができるようにしていきたいと思った。まず、親の成長が第一と感じた一日だった。>ササ

■なかよし会見学レポート・5
  畑で収穫を見学。その後に移動した。なかよし会の子ども達はとにかくたくましい! 途中泣いている子がいるところで相川さんに「あなたがいるから大丈夫 ね」と先に行かれてしまう。困った。なかよし会では口を出さないようにしているから、根気よく待っていたらその子は自分から歩き出した。少し行くと、相川 さんはムカゴの実を手に待っていて下さった。
 何でも自分でやる子達を見て、2歳でもここまでできるのかと驚く。特に自分の子だったら、つい手や 口が出てしまう。「見守る」というのは自分も強い心を持っていないとできないものだと改めて思った。子どもの持つ力を信じなければと感じた。見守るとはい え、山に危険が多いのも事実。子ども達を見守りつつ、
いかに危険から守るかが今後の課題かも。>カマ


11月30日(火) 晴れ **公園
 今回も前回と同じく、ふた手に分かれての行動となった。自分の子以外と山を歩くのは初めてで緊張した。誰がどの子と一緒に歩くか、母と子どもの距離を考えると色々と難しい事が多いとわかりました。次回は一緒に歩く子と順番を決めたらからうまくいくと思います。>クロ

12月3日(金) 晴れ **公園
 前回決めた順番でスタート。大人1人に子ども2人を割り振り、時間を置いて順番にスタートしていった。ところが、泣き出す子続出で手こずる。お弁当が終わるとそれぞれ母と離れても楽しそうに遊んでいた。
  次回の計画…、最初に広場で遊ばせてから、山を越えお弁当を食べる。遊んでいるときは母を離れても楽しそうなので、リラックスさせてから母と離れてみる。 山越えをするときは、2つのグループに分けて行動。母とは離れるようにグループ分け。子ども同士での行動、遊びができるように。>カマさん

12月7日(火) 晴れ **公園にて
  今回は広場で遊ばせリラックスさせてから出発! しかし4回目ともなると、子ども達も警戒していてママの手を離さない子が目立った。モエは大泣き。本当に困ってしまい、自分の子を見るだけで精一杯。情けなくなってしまった…。山越えの時、下の公園にまですごい泣き声が響いていた。
 山越えの後は、 子ども達もママから離れて遊ぶ。3歳のお姉ちゃん達中心に下の子達が楽しそうに遊んでいるのを見ると、上下のつながりっていいなーと思ってしまう。他の子 どもを見るのは想像以上に大変で疲れる、というのが正直な気持ちだが、その分身近に感じるようになってきた。>キク

■なかよし会見学レポート・6
 山ノ内配水池に集合。山へと入る。急な斜面もあったけれど、相川さんや当番の母達は、上手に下りられる。アドバイスはしても決して手を貸そうとはしなかった。子どもも自分で考え、頑張って下りてきていた。
  子どもの力のすごさを改めて感じた。今回、自分達が見学させて頂いたので、子どもの数に対して大人が多くなりすぎ、子ども同士よりも子どもと大人のつながりができてしまったようだった。子ども達はこんなに未熟な私でも1人の大人として頼ってきてくれた。これからにこにこ会の子達と成長していき、子どもが 頼ってきたときに受け止められる(場合によっては優しく突き放す)ようになっていきたい。>クロ

■なかよし会見学レポート・7
「なかよし会は不思議がいっぱい!」
 全員そろって出発。母との別れを惜しむ子はいない…。
@不思議その1:君たちはなぜ今日も山に行く
 → 怖いし寒いし、痛いし疲れるのに…
@不思議その2:どうしてそんなに相川さんが好きなの?
 → 助けてくれるわけでもない、辛抱強く待っていてくれる、決してあわてたりしない。そんな大人を求めているの?
@不思議その3:なぜ、何でも食う!
 → セリを教えたとたん、皆がちぎって食べだしたのには驚いた。
@不思議その4:なぜ、お弁当がガマンできるのか
 → 食欲をしのぐ楽しみを持っている君たちは幸せです。
@不思議その5:なぜ、相川さんはあそこまで子どもを信頼できるのか。
→ 相川さんは先頭集団が離れて
しまっても全く慌てなかった。
@不思議その6:君たちは本当に2歳児か
 → 友達同士がケンカし、そして仲裁し、励まし合うなんて、
家にこもって子育てしてたら絶対目にすることができない光景ですね。
@不思議その7:なぜ、最後に走る!
 → 車道に出たとたん、走り出した。お母さんが待ってるからだね。

子ども達の新鮮なパワー、子ども会の掟、見ていて楽しかったです。>ヒラ


12月17日(金) 晴れ ○○公園→**公園獅子石
  初めての試みである○○公園からスタート。結局大人3人で7人の子どもをみることになった。母が引率のふたり以外は皆泣きやんで歩いている。本当に親がい るのといないのとでは違う。今までのルートは短すぎて泣いているだけで終わっていたけれど、今日くらいの距離があれば楽しめると思った。
 新しい試みだったけれど、一歩前進できたと思う。
※子どものリュックの中身…お弁当、コップ、おむつ ※引率者…シート、水、おしぼり、救急セット
※拾ったものを入れるポケットを服につけたほうがいい>ササさん

12月21日(火) 晴れ **公園→○○公園→**公園獅子石
 親子全員で前回のルートへ行った。親が一緒だと子どもは甘えてぐずってしまう。やはり親は少ないほうがよく、子どもが小さくてぐずる時には赤ちゃん組に変更するなどの処置が必要では、と思った。>タカ

12月24日(金) 晴れ **公園→○○公園→**公園
 今日はなかよし会最終日でクリスマス会だったので、見学させていただたお礼に、みかん1箱と、皆のレポートをコピーしたものを渡した。

12月28日(火) 晴れ **公園→○○公園→**公園
  今年最後の活動日。大人3人で7人の子どもを連れ、山に入った。しかし3人のうち2人が子どもを抱っこすることに。また、ペースが違いすぎて待ち時間もあ りすぎ、その間に泣き出す子、早く行きたがる子が出てきて困った。まだ山を歩くのが難しい子は、**公園内の山道で慣らしたほうがいいかもしれません。
来年より当番制にすることにした。(当番表は、タカさんが作成)>ウガ

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8.

inserted by FC2 system